設計レビュー本をFindyさんに頂いたので読む。
1章
1-1 レビューの目的の間違い
- 思いつき/数字あわせ/つるしあげ
- レビューの目的は、早期問題の発見による修正工数の低減
1-2 問題検出の間違い
- 人間関係の持ち込み
- 確かに、Aさんは◯◯、Bさんは△△だからレビューは手加減しようみたいなの、人によってはおこりえそう
- 作成者気分 → 全部レビュワーが作り直すこと
- 二兎追い → 一気に複数の観点でレビューしないこと
- 時間切れ
問題検出は、観点を絞って複数回見るのがいいらしい!
PRやドキュメントを見るときも、
1-3 喧嘩
喧嘩の話だった。HRTな精神持っている会社であればおこりえない内容だったので、割愛
1-4 無駄な指摘
- 意図的に見逃すことをしない → スケジュールを勘案すると発生しがちらしい
2章 準備と問題検出
レビューは業務でしていれば身につくと言ったものではない
- テクニカルレビュー
- 技術リーダーが主導するドキュメントチェック。ITの現場で行われている一般的なレビュー方法
- ウォークスルーレビュー
- ドキュメント作成者が主役となって実施する自由度の高い相談会
実際のシナリオベースの紹介が多かった。
ドキュメント作成で根本から覆りそうな設計面は、ウォークスルーレビューを使って方向修正するのがよし。
2-2 漏れ、曖昧、誤り シナリオの順番で効率上がる
- シナリオの順番決め
- テスト項目も優先順位順に順序を決める
- 曖昧な言葉や定義を使わない
- これら、それら、処理する、対応する 等
- チェックする箇所を絞る
- PRもドキュメントも、コアとなる箇所を絞るとよき。
2-3 問題検出の手順
- 問題検出時は、あくまで検出するだけにとどめておく。どう修正するかまで考えると検出効率が下がる。
3章 レビュー会議の進め方
3-1 問題指摘の手順(前半) 周到に用意すればレビュー会議は円滑に進む
- 指摘される問題の想定
- 完了基準を作る
- 会議の計画設定
- 問題記録表の収集と確認
- 会議室の用意
- 会議の開始宣言
進行役であるリーダーの用意がレビュー会議の成否のカギを握る。
3-2 問題指摘の手順(後半) 時間内に問題を検出し切るレビュー会議の進行方法
- 指摘された問題の共通理解
- 類似の重大な問題の検出
- 脱線の軌道修正
- シナリオ完了の確認
- 会議のクロージング
3-3 問題の修正 フォロー 作成者をフォローし、確実にドキュメントを修正
-
問題理解と順序決め
-
修正とセルフチェック
-
レビュワーによる確認
-
リーダーによる最終確認
-
問題の再発防止
3-4 レビュー技法 万能なやり方は存在しない 三つの技法を使い分ける
- マネジメントレビュー
- オーディット
- ピアレビュー
- ウォークスルー
- テクニカルレビュー
- インスペクション
4章 さらなる効果向上
- 後工程で見つかった不具合の洗い出し
- 見逃し問題リストを作る。
- 特定のユースケースや考慮漏れ
- システム構成と仕様の不具合
- リソース競合の検討もれなど
- 見逃し問題リストを作る。
4-2 問題種別の設定対象を広げる
- 機能間で共通の基準がない
- テスト環境を準備しにくい構成
- 不具合の切り分けが難しい構成
- 既存システムから移行しにくい
- 拡張しにくい構成
- 運用上の問題を考慮していない
- セキュリティーの問題を解決できない
- リリース遅延のリスクに備えていない
- 要素技術のリスクにそなえていない
- 要求を実現できないリスクに備えていない
4-3 保守開発、クラウド開発への応用
省略